普門院 (ふもんいん)
普門院の特徴
徳川光圀の命により当時の潮来村から延方村に移築された普門院地蔵堂の蛙股(かえるまた)・頭貫(かしらぬき)・木鼻(きばな)等の建築細部の様式は、いずれも木太く風格堂々としたもので室町時代末期の特色を示している。内陣の須弥檀(しゅみだん)背面の来迎柱から正面の側柱まで長く伸びた17尺(約5メートル)の大虹梁(だいこうりょう)の側面の唐草文様及びこれに側柱から架けた海老虹梁(えびこうりょう)は見事である。
建築年代は、天和3年(1683年)であり、地蔵堂の貴重な記録として、来迎柱の裏面に朱書きで遊女たち70名の名前が書かれており、建築学的にもまた民俗学的にも極めて価値の高い建造物である。
平成5年4月23日潮来市指定文化財となる。
寺院 | 普門院 (ふもんいん) |
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宗旨 | 真言宗 豊山派 |
区画 | 墓地区画空きあり 随時、受付しております。 |
住所 | 茨城県潮来市洲崎603 |
アクセス | JR延方駅より徒歩15分 |